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山本 巧; 木村 晴行; 今井 剛
JAERI-Conf 94-001, 157 Pages, 1994/08
本プロシーディングは、那珂研において平成5年11月10-12日に開催されたプラズマ加熱及び電流駆動における高周波ランチャーに関する技術検討会のものである。発表件数は23件であった。イオンサイクロトロン周波数帯では、10件の発表があり、主に大型装置における加熱用アンテナの問題点が検討された。特に、放射スペクトルとファラディーシールドの構造及び材料が不純物発生の抑制に対して重要であることが指摘された。JETとDIII-Dでは、電流駆動用のランチャーが取り付けられ、今後の実験が期待される。低域混成波周波数帯では、8件の発表があり、ランチャーの構造、コンディショニング、プラズマとの結合及びランチャー先端部の熱負荷についての検討結果が示された。次世代用に、先端部の熱負荷を考慮した、簡素化されたランチャーが提案された。電子サイクロトロン周波数帯では、5件の発表があり、応用の多様性と簡単なランチャー構造が特徴付けられた。
星野 克道; 山本 巧; 上杉 喜彦; 川島 寿人
MISC-4551, 24 Pages, 1988/00
JFT-2Mにおける低減混成波による電流駆動、電子サイクロトロン加熱による電流駆動、速波による電流駆動の予備実験につき、現状を報告する。また、将来計画について発表する。
川島 寿人; 長谷川 満*; 的場 徹; 上杉 喜彦; 星野 克道; 河上 知秀; 山本 巧
JAERI-M 87-157, 20 Pages, 1987/10
JFT-2Mトカマクの軟X線エネルギー分析器は、従来からトーラスの接線方向に1系統使用しているが、今回新しく垂直方向に6系統を整備した。これらの計測器を用いてプラズマ電流を担う高速電子の走行方向に対し0゜、90゜、180゜の3方向から軟X線放射異方性を高周波電流駆動プラズマにおいて測定した。測定結果から高速電子のふるまいを推測し、理論的な予測と矛盾しないことを明らかにした。
炉設計研究室
JAERI-M 84-212, 1056 Pages, 1985/01
核融合実験炉FERはJT-60の次期装置として計画されているトカマク炉であり、自己点火長時間燃焼の達成と炉工学技術の実証を目標としている。その標準設計案においては磁気誘導法による電流駆動を行うパルス運転方式とダブルヌルダイバータによる不純物制御・灰排気方式を採用している。昭和57~58年度は標準設計案について総合的な設計検討を進める一方、高周波による非誘導電流駆動法に基づく準定常運転と定常運転炉及び不純物制御・灰排気方式としてポンプリミタのように、先進的物理を取入れた炉概念の検討も行った。さらに不純物制御・灰排気方式のダブルヌルダイバータ/シングルヌルダイバータ/ポンプリミタの相互評価を行った。この報告書は、主として58年度の主要成果について述べている。57年度の成果は既にJAERI-M-83-213~216に報告されている。